プラセンタという言葉、聞いたことがある方が多いと思いますが、実際体感されたことはありますか?
更年期障害の治療に使われることが多いのですが、その万能薬っぷりから、化粧品や健康食品にも多用されています。
細胞レベルでの治療についての研究が進み、成長因子というフレーズが近年注目を浴びています。
プラセンタはそんな成長因子の宝庫なのです!

プラセンタとは

ざっくり言うと子供を産むときにできる胎盤から抽出されたエキスのことです。

ほとんどの動物は出産時に胎盤(子供と一緒に出てきます)を食べるという本能的習性があります。

胎盤は元々赤ちゃんに栄養を送る役割を果たしていることから栄養価が高く、出産により低下した体力の回復を助け、ホルモン様成分を摂ることで乳腺を刺激して乳汁分泌をさせるという役割があります。

プラセンタの主な構成成分

アミノ酸

まずプラセンタが栄養の宝庫と言われるのは、アミノ酸の含有量の多さからきています。

身体の約20%がたんぱく質などのアミノ酸でできています。 私たちが普段お肉などの食事で摂取するたんぱく質はアミノ酸の組み合わせによってできており、 胃腸で分解しアミノ酸にすることで筋肉や血液や骨、皮膚や髪の毛、コラーゲンなど私たちの様々な体の部分をつくっています。

たんぱく質の種類により分解されてできるアミノ酸の種類は異なるのですが、アミノの種類は全部で20種類あり、そのうち11種類は、他のアミノ酸から作ることができます。
これを非必須アミノ酸と呼びますが、残りの9種類は私たちの体内で合成することができません。
この合成できないアミノ酸は必須アミノ酸とよばれ、食べ物から補うしかないのです。
1種類でも欠けると、栄養のバランスが欠け、肌あれなどを引き起こすことが知られています。

プラセンタは体内で作れない必須アミノ酸をしっかりと補給することができます。

成長因子

IPS細胞や幹細胞同様、近年非常に注目されている成分です。成長因子とは特定の細胞の増殖や分化を促進する内因性タンパク質を総称して呼んでおり、少量でも各細胞の新陳代謝を促してくれます。細胞活性のスイッチのような働きをしてくれます。

一番聞くことが多い名称としては上皮細胞成長因子であるEGFや肌の線維芽細胞増殖因子であるFGF。これは成長因子単体でも美容クリニックでの美肌治療などにも利用されています。

他にもHGF(肝細胞増殖因子)、NGF(神経細胞成長因子)、IGF(インシュリン様成長因子)など。

成長因子の成分によって働きかける部分が異なるため、複数含むプラセンタは色々な症状に対してアプローチができるということになります。

脂質・脂肪酸

ビタミンA、D、Eなどの吸収を助ける作用があり、細胞膜、角膜、ホルモンなど、身体の細胞を作る栄養素となります。

ビタミン

プラセンタは、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、D、E、ナイアシンなど複数のビタミンを含みます。身体の各機能を調節し、代謝をスムーズにする働きがあります。 体内で作ることができないため、食事などで摂取する必要があります。

ミネラル

人体の五大栄養素の一つとされており、血液・体液の調整などの働きをします。

核酸

漢字で書くとあまり知られていませんが、DNA、RNAといったもので、遺伝子の修復や、新陳代謝の調整に働く栄養素です。肝臓で合成されますが、20歳を過ぎると少なくなり、40歳を過ぎると急激に減少するため、これが老化の促進の原因になります。 アンチエイジングに大きく作用する栄養素とも言えます。

他にも、代謝に必要な酵素など、様々な有効成分を含んでいます。

プラセンタの効果

ホルモンバランスの調整

プラセンタは、更年期障害に対する治療薬として知名度があがっただけあり、更年期障害などのホルモンバランスの乱れによる疾患にとても効果があると言われています。プラセンタにはホルモンを適正な状態にする「ホルモン調節」の働きがあるので、更年期はもちろんですが、不規則な生活、ストレス、お酒、喫煙、過度なダイエット、運動不足などによって崩れてしまったホルモンバランスを整えてくれます。

また、ホルモンバランスが整うということは、自律神経が整い、狂った体内時計も正常化するので、不眠などストレス性の症状にも効果を実感される方が多いです。

アンチエイジング作用

プラセンタには肌や内臓に必要な栄養素がたっぷりと含まれており、なおかつ非常に強い抗酸化作用をもちます。そのため、細胞が活性化して肌にハリをだしたり、紫外線によるシミなどの皮膚ダメージに対しても効果があります。

美白作用

プラセンタは上記で書いたように皮膚の細胞分裂を促進させる成長因子や、アンチエイジング、ターンオーバーを促す働きがあり、シミの改善など美白効果が期待できます。

厚生労働省認可の美白有効成分(効果・安全性ともにしっかりとエビデンスがでた物しか認可がとれなく、現段階では20種類程度しかない)のひとつです。

育毛作用

プラセンタは女性のための成分というイメージが強いのですが、前述のホルモンバランス調整効果や成長因子の効果によって、育毛にも効果がある事例がいくつか示されています。そのため、女性だけでなく、男性向けの頭髪化粧品やシャンプーなどにもプラセンタが配合されることもあります。

疲労回復

プラセンタはもともと肝機能障害の治療薬で使われていたので、肝機能の改善効果があります。またバランスのよい豊富な栄養価は、細胞の修復を助け、疲労回復を促進します。

 

いかがでしたか? プラセンタ、知れば知るほど効果がたくさんありますよね。
ますます好きになりそうです!