「お肌のターンオーバー」美容にあまり関心がない方でも
知っているフレーズではないでしょうか。
ターンオーバーは細胞の生まれ変わりなので、
ターンオーバーが美肌を決めると言ってもいいほど非常に重要です。
意外なものがターンオーバーを乱す原因になっていることもあるので、
今回はターンオーバーを乱す原因をみていきましょう。
ターンオーバーの乱れは乾燥の原因にもつながります。
現在乾燥を感じている方はターンオーバーが乱れているのかも!

お肌のターンオーバーとは

肌のターンオーバーは、成長するまでに約28日間、古い角質となって剥がれ落ちるまでに14日間、合計約42日間 のサイクルで起きています。
表皮の一番奥底にある基底層から新しい皮膚細胞が作られ、それが上へ上へと押し上げられて、肌の表面に出てきます。やがて、それが垢や古い角質として剥がれ落ちて排出されると、新しい細胞と入れ替わっていきます。この繰り返しが肌のターンオーバーと言われるものです。

ターンオーバーのしくみ

引用:エスエス製薬 肌荒れの原因①ターンオーバーの乱れ

この古い細胞→新しい細胞へのターンオーバーのリレーがきちんと行われないと、老廃物が溜まってごわついた肌になったり、肌荒れしたりするので注意が必要です。

 

ターンオーバーが長すぎると起こるトラブル

年齢を重ねると、だんだん細胞の再生力、生命力が弱くなります。そうすると徐々にターンオーバーは遅くなります。

ターンオーバーが遅くなることによって表れる一番のトラブルは肌のごわつきです。化粧のノリが悪くなる、くすんだように見える、乾燥するなど透明感が一気に落ちてしまいます。

また、シミが排出されにくくなるので表面に残りやすくなります。

 

ターンオーバーが短すぎると起こるトラブル

このタイプで有名な肌のトラブルがアトピー性皮膚炎です。

アトピー性皮膚炎は、肌細胞が未熟な状態で表にでてきてしまうので、きちんとした角質の機能を満たしていません。そのためバリア機能が無くなってしまい、ひりつきやかゆみ、赤みなどにつながります。

そして未熟な細胞が表面に出てきてしまったが故に、その皮膚細胞は弱く、また外部の刺激に負けてひりつきやかゆみを残します。そして水分保持ができないので乾燥します。

このエンドレスなループが、治らないアトピー症状を引き起こします。

 

ターンオーバーが乱れる原因

①紫外線

紫外線のダメージは、黒くなるだけでなく、肌の奥深く真皮層まで届きます。これは地上に届く有害な紫外線2つのうち、この「UV-A」による働きです。

真皮層とは皮膚細胞の赤ちゃんがスタンバイしているよりもさらに深く、コラーゲンやエラスチンの組織が存在する大事なゾーン。皮膚組織の核となる部分です。

紫外線が奥深くまでダメージを与えることで、角質細胞に含まれる天然保湿因子(NMF)や、細胞間脂質が減って細胞と細胞をつなぎとめる力が弱くなってしまい、バリア機能が低下し、水分が逃げやすくなり、細胞が健やかに育ちにくい肌環境になってしまいます。

 

②腸の不調(食生活の乱れ)

皮膚は内臓の鏡とも言われるほど、内臓の状態によって、肌の状態は変わってきます。

胃腸炎や、風邪をひくと肌荒れしやすくなりますよね。また暴飲暴食での腸への負担も病気のとき同様、腸の機能低下の原因になります。

腸は栄養吸収や造血の役割も果たしており、腸がきちんと栄養吸収できないと、肌細胞に栄養は運ばれてきません。また、腸は免疫機能の約80%を担っていると言われています。全身のほとんどは腸の免疫機能により守られているので、腸の機能低下により、全身の免疫が落ちてトラブルが起こりやすくなります。

便秘は、腸の中に毒素が蓄積してしまい、腸の中で処理しきれずに全身に回ってしまいます。そうすると肌荒れの原因になる場合もあります。便秘が続いた際肌の調子も悪かった記憶がありませんか?

 

③ストレス

ストレスは万病のもとともいわれるくらい、体に良い影響は与えません。ストレスが多いとホルモンバランスの司る自律神経の働きが乱れやすくなります。

そうすると、肌細胞の成長に必要な周期自体が乱れてしまうことがあります。また、ストレスが加わると自律神経の交感神経がONになり、血管が収縮して血行不良になります。

そうすると肌への栄養の運びが悪くなり、代謝も落ちるので、肌トラブルが起こりやすくなるのです。

 

④睡眠不足・睡眠の質の低下

ターンオーバーは、主に睡眠時に行われています。それは寝ている間に成長ホルモンが分泌されるためです。寝不足の方は単純に成長ホルモンの分泌時間が減ってしまいます。

また、時間だけでなく睡眠の深さも非常に重要で、成長ホルモンはノンレム睡眠という深い眠りのときに分泌されます。そのため、眠りが浅い方は、寝てはいるものの十分な量の成長ホルモンの分泌ができておらず、結果としてターンオーバーの乱れを引き起こすことになります。

あなたはどのくらい当てはまりましたか?

ストレスによって暴飲暴食や睡眠不足になるケースもあり、複合的な原因がからんでいる方も少なくないでしょう。

ターンオーバーは年齢の一言で片づけられることも多いのですが、実は生活習慣を気を付けるだけでかなり改善することもあります。

特に冬場は乾燥によってバリア機能や肌の代謝が落ちやすくなっているので、いつも以上にお肌のために生活リズムを整えましょう!