口角の上がった素敵な笑顔の方、とても魅力的ですよね。
逆に、元々口角が下がっている方や、
たるみによって口角が下がってしまった方は、
不機嫌でもないのに、なんとなく怒ってそうで近付きにくい雰囲気に。
この口角の差、実はかなり印象を左右します。
元々口角が下がり気味の方の中には、
この口角がコンプレックスだという方もいらっしゃいます。
今日は美容医療の中でできる、口角を上げるための治療法に
どんなものがあるかお伝えしていきます。

口角を上げる治療で最もポピュラーなのは「ボトックス」

ボトックス治療についてはこちらの記事でも何度か取り上げたことがあるくらい、美容医療の治療の手段としては定番です。

ボトックスとは、ボツリヌス毒素製剤の一つです。

ボツリヌス菌という食中毒の原因菌がつくるタンパク質(ボツリヌストキシン)を薬として用いられるように、加工されたものを用います。1980年代から美容医療の現場でも使用されるようになり、症例も多い施術のため、現在日本でも多くのクリニックで導入されています。

一番使用頻度が多いのは眉間や目尻のしわとりですが、エラの軽減や、ふくらはぎの筋肉の縮小、わきがの治療など全身に使用されています。

ボトックスは筋肉を支配する神経に取り込まれて、その神経を徐々にマヒさせるので、注射された筋肉をゆるめることができます。過剰な緊張によって固くなってしまった筋肉を弛緩させることにより、眉間のしわのような無意識に力が入っている筋肉をピンポイントで緩めることができ、しわを消えたように見せることが可能なのです。

 

口角の上げ下げを調整する筋肉

口角の上げ下げは主に2つの筋肉の作用によって起こっています。

口角挙筋口角下制筋という2つの筋肉です。

文字通り、口角を挙げる筋肉(上側に作用する筋肉)と口角を下げる(下側に作用する)筋肉になります。

口角挙筋の走行について説明します。眼球が入っている部分を眼窩といいます。口角挙筋は眼窩下部の犬歯窩より口角部に向かって下方に走行して下唇に埋入して正中部に至り、ここで反対側と吻合して口唇を持ち上げる働きをしています。
次に口角下制筋の走行について説明します。下の顎の下縁の前方部を下顎外斜線前方部と言います。下図のように、ここの比較的広い骨表面から上方に向けて走行し、上唇に埋入して正中部に至り、正中部で反対側と吻合して口唇を下に下げる働きをしています。

引用:畑中歯科矯正歯科

この2つの筋肉はきちんと口を閉じるためには欠かせない筋肉で、この筋肉が弱く口を上手に閉じられない子供などは、放置することで歯並びに影響が出ることがあるそうです。そのくらい、この筋肉の力というのは重要な働きを担っています。

この口角の筋肉のバランスが崩れてしまったり、働きが弱くなったりすると口角が下がる原因となります。特に口角を下げるという行為に関しては、口角下制筋という筋肉が大きく関わっています。

こちらの筋肉の働きが強すぎると、口の下側口角に強く力がかかり、ぐっとへの字型に口角が下がります。元々、下側の筋肉の方が発達しやすい傾向にあるので注意が必要なのです。

 

強くなりすぎた口角下制筋にボトックスがアプローチ

先ほど説明したボトックスをこの口角下制筋に注射することで発達しすぎた(強くなりすぎた)筋肉をゆるめ、口角を下がりにくくします。

口角下制筋の動きが弱くなるということは、口角を挙げる際に下げようという反発の力が働きにくくなるので、口角挙筋が使いやすくなるため、口角を上げやすくなります。

口角挙筋をしっかりと使えるようになることで、より口角が上げやすくなり、相乗効果が期待できます。

 

口角へのボトックス治療の流れ

注射量はクリニックによって異なりますが、ほんの数㏄の注射量です。簡単な処置なので、治療対応できる医師さえいればカウンセリング後すぐに注射可能です。予防接種の注射のような感覚で打ちに行けます。

所要時間としても、カウンセリング~メイク落とし~処置~メイク直しまででトータル1時間かからないくらいでしょう。

注射する部位は下記になります。

口角拳筋:口角を引き上げる 大頬骨筋:口角を外方に引き上げる 口角下制筋:口角を引き下げる(口をへの字の形にする)

引用:高須クリニック 口角をあげるボトックス・ボツリヌストキシン注射

水色の部分に注射をしていきます。

何か所にどのくらい打つのかという部分は、その方の筋肉の発達度合いと、医師の判断によって変わってきます。

筋肉注射なので、じんわりとした痛みが生じます。注射が苦手な方は麻酔クリームの対応をしてくださるクリニックもありますので事前に確認してみてください。

各クリニックさんで症例写真も用意されていますので、そちらを見せていただくようにすると実績もわかり安心です。

ボトックスの一度の効果は、効果が表れるまでに1週間。だいたい半年~1年程度で元の状態に戻ってきます。徐々に効果は落ちてきてしまいますが、徐々に改善し、徐々に元に戻るので周りの方に違和感を与えることもありません。

また、元々の筋肉の癖が一時的にとれるので、続けるうちに筋肉のバランスが整う方もいます。口角が下がるとマリオネットラインと呼ばれる口元のしわの原因にもなるのでしわ予防にも◎です。

一度の治療は3万円~5万円程度のことが多いですが、その金額でコンプレックスが解消されるなら、良い投資かもしれませんね。

悩んでいる方、もっと口角を上げて印象を良く見せたい!という方にはおすすめの治療法です。

気になる方は各クリニックさんでボトックスのご案内が出されているので見てみてくださいね♡